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2006 年度 実績報告書

地方出身団塊の世代の老年期移行期における職業再適応:生涯発達の視点からの追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 18330134
研究機関岩手県立大学

研究代表者

細江 達郎  岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (70004059)

研究分担者 青木 慎一郎  岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (60305282)
小野澤 章子  岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (30291850)
堀越 久美子  岩手県立大学, 社会福祉学部, 講師 (90311894)
糸田 尚史  市立名寄短期大学, 保健福祉学部, 助教授 (90352484)
キーワード社会心理学 / 団塊の世代 / 追跡調査 / 老年期 / 職業的社会化
研究概要

(1)既存の調査資料の整理
これまで継続的に行われた調査データのデータベース化を行った。また映像資料、音声資料についてもデジタル化し、今後のデータ分析が円滑に行えるよう整備した。
(2)対象者の住所等の確認
郵送法および現地での調査により、調査対象者の住所等について不備を訂正・補完し整備した。
(3)むつ市および下北郡の市町村での退職者等受け入れ事業についての聞き取り調査
出身地域在住者対象者の重要インフォーマントを中心に面接調査を行った。県外に居住している下北半島出身者が退職後に出身地に回帰するかは、家族や経済的な問題から困難が多いと考えられていた。一方、老親の介護の事情などから下北に戻っている対象者がいることも確認され、19年度以降面接調査を行う予定である。さらに、青森県庁において、行政の取り組みついても聞き取り調査をした。
(4)関東圏に居住する下北半島出身者への調査
関東地方在住で現時点で接触可能な対象者25名に対し、面接調査を依頼した。直接面接が出来ず家族等の間接的接触や間接資料収集に留まるものがあったが、12名に本人の職場、家庭等で直接面接調査を実施した。特に、前回調査以降の生活について、下北への回帰展望、親の介護、下北への提言等について聞き取りを行った。下北への回帰は、家族や経済的な問題などから困難であるが、退職後機会をとらえて旅行やロングステイはしたいと考えていることも明らかとなった。介護については、親が下北半島にいる場合、下北に残っている兄弟姉妹が介護をしており、本人としてはそれ以上のことは考えていないケースが多かった。下北へは、新しいアイデアを使った産業の振興を提言する者が多かった。
【学会発表】
日本社会心理学会第447回大会(2006.9.17)シンポジウム『社会変動とライフサイクル』
指定討論「コミュニティからの離脱と回帰:=金の卵はシルバーエッグとなるのか=
【新聞記事】
2007.3.31 朝目新聞土曜版特集「サザエさんをさがして=集団就職=」に本研究が取り上げられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] フィールドノーツ : 下北再訪2 故郷在住の人々は今2007

    • 著者名/発表者名
      細江達郎, 齋藤由佳, 佐々木雅一, 舘澤智恵, 千葉香織
    • 雑誌名

      岩手フィールドワークモノグラフ 第8-9号(印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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