研究概要 |
(1) 批判的思考の認知的基礎の研究として,その構成要素とプロセス,および日常生活や読解,学習などの文脈におけるコントロ-ルメカニズムを明らかにする.実験・調査では,広告,リスク認知,マスメディア,情報モラルなどの具体的領域をとりあげて実施する.あわせて,批判的思考の文化的文脈についての検討を行うために,日本とタイ,ニュ-ジ-ランド,米国の大学生の比較研究を行う. (2) 批判的思考の能力・スキル・態度を多角的に測定するツ-ルの開発し,実験や教育実践に用いて,その信頼性と妥当性を検討する (3) 批判的思考の教育実践の研究として,批判的思考教育プログラムを作成し,その教育実践の効果を検討する.特に,高等教育に焦点を当てて,リフレクション・プラクティス,質問,学習者インタラクションを導入した実践を,大学導入教育,教養教育,専門教育,教職教育において実践を行う 以上の3つの柱に基づいて,6人の研究代表者・分担研究者が4名の研究協力者とともに,共同研究をすすめる.あわせて,批判的思考に関するワ-クショップ,講演会,学会におけるシンポジウムを開催し,研究成果を外部の研究者,教育実践者に公表するとともに,フィ-ドバックを受ける
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