研究課題
基盤研究(B)
東アジア地域の急激な高齢化の背景には、経済発展の離陸期に、急激な少子化が避妊と妊娠中絶によってもたらされている事実が存在している。人々の性愛と妊娠・出産・育児との結びつきは必然のものではなく、社会経済的に規定されたある種の価値観によるものであること、学歴競争が少子化の大きな原因となっていることが示される。少子化促進の要因は高齢社会の抱える問題と通底している。高齢者の抱える問題は自らを社会的な文脈に位置づけられないことだが、それは民衆の生育意識の変容と強い関わりを持っている。民衆が競争によって孤立する時、少子化が家計戦略として選択される。高齢社会は、人々の信頼関係を醸成するようにデザインされなければならず、それは少子化対策にもつながり得るものである。
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東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営講座社会教育学研究室『生涯学習・社会教育学研究』 第33号
ページ: 1-12
高齢社会のデザインに向けて・東アジア少子高齢社会研究III (印刷中)
Seoul National University, Asia & EuropeDialogue in Education Research : Searching for New Paradigms, Agendas,and Research Network, The 9thInternational Conference on EducaitonResearch
ページ: 85-103
生涯学習・キャリア教育研究 第4巻
ページ: 33-62
産まないという選択・東アジア少子高齢社会研究I-少子化と民衆意識-日本語論文集
ページ: 1-17
ページ: 59-70
生涯学習・キャリア教育研究 第3巻
ページ: 19-38
中華民国成人及終身教育学会2006年東亜地区高齢社会教育対策研討会論文集
ページ: 83-100