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2008 年度 実績報告書

大学ユニバーサル化時代における中等教育の再定義-積み上げ型システムの転換-

研究課題

研究課題/領域番号 18330180
研究機関青山学院大学

研究代表者

今井 重孝  青山学院大学, 文学部, 教授 (80160026)

キーワード中等教育 / ホリスティック / 高大接続 / 教育接続 / 長方形型 / 普通教育
研究概要

本年度の課題は、冊子体の最終報告書の作成に向けて、それぞれが補足資料の収集を行うとともに、原稿を完成することであった。活動としては、春と秋に研究会をした。4月27日の研究会では、それぞれの調査結果に基づいてそれぞれがどんな方向で報告書の原稿をまとめようとしているかについて、意見を出し合い検討する中で、最終報告書の内容構成を詰める作業をした。またその際に、全体をまとめあげる理論的な枠組みについて「システム論」「中抜き」理論、「ホリスティック教育論」「シームレス接続論」などの観点から最終的検討がなされ、教育システム全体が「ピラミッド型」から「台形型」を経て「長方形型」へ向かう中で、「入試選抜」から「教育接続」を経由して「ホリスティック接続」への転換がなされつつあるという大枠が確認され、この大枠を念頭に置きながら、それぞれの調査研究成果をまとめた原稿を9月一杯までに書き上げることとなった。11月3日の研究会では、それぞれの原稿を読み合わせた上で、意見交換を行うと共に、今回の調査研究の主要テーマについてディスカッションを行い、その内容を最終報告書に掲載することとした。国による教育システム及び中等教育の改革状況の相違はあるものの、全体としては「ホリスティックな中等教育」が、今後の中等教育のモデルとなるだろうという新しい方向性の指針を見出すことができたことが、成果といえよう。具体的には、フィンランドにおけるホリスティックな9年制の学校と二元制の後期中等教育、日本の中高一貫教育校、「キャリア教育」による日本の普通教育の再定義、オレゴンのPK20リデザインやAPプログラムなどによるアメリカの中等教育の再定義、韓国の「体験」重視による中等教育の再定義などについて分析がなされた。冊子体の最終報告書は既に印刷を終えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] シュタイナー教育の効果について2008

    • 著者名/発表者名
      今井重孝
    • 学会等名
      日本ホリスティック教育協会研究大会
    • 発表場所
      立命館大学衣笠キャンパス
    • 年月日
      2008-06-01
  • [図書] 大学ユニバーサル化時代における中等教育の再定義-積み上げ型システムの転換-2009

    • 著者名/発表者名
      今井重孝編
    • 総ページ数
      198
    • 出版者
      本科研の冊子体論文集 : 発行所 : 青山学院大学
  • [備考]

    • URL

      http://www.cc.aoyama.ac.jp/user/t11355/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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