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2008 年度 実績報告書

大学経営の高度化とそれを支援する政策のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 18330182
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

塚原 修一  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 部長 (00155334)

研究分担者 川島 啓二  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (50224770)
キーワード大学経営 / 質保証 / 経済団体の提言 / 大学間連携 / 大学評価
研究概要

教育行政の規制緩和にともなって、個別の大学が自主性を発揮して経営にあたることが期待されている。規制緩和によって、教育に対する国家の統制がむしろ強まったとする説もあるが、その場合でも大学経営の重要性が低下することはない。世界的な課題のひとつは、各国のいわば普通の大学がいかなる質を維持しているかという問題である。こうした状況をふまえて、各国の「普通」の大学が教育と研究の水準を維持向上させるために、どのような活動を行っているかを検討した。
1.本年度は、アメリカ、フィンランド、アイルランド、中国などの事例を調査した。アイルランドでは質保証の仕組みを調査した。中国では大学教育の評価を調査した。アメリカでは、機関研究と校友行政の状況と、大学アドミニストレーターの養成課程を調査した。
2.大学に対する日本の経済団体の提言については、学生の創造性をもとめる1980年代に出現した要求を中心に分析した。
3.先進諸国の大学は、資源が制約されたなかで、教育・研究の質を高めて量を拡大するという共通な課題に直面している。
4.このような要請に対応する手段のひとつとして、いくつかの国では大学間連携がみられる。スコットランドにおけるリサーチ・プーリング、北欧のスウェーデン南部とデンマーク東部にみられる大学連合などがその例である。
5.3カ年の研究成果を総合して、報告書のとりまとめを行っている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Creating Critical Mass of Research Excellence in the Region : The Case of Scottish Research Pooling Initiatives2009

    • 著者名/発表者名
      Fumi Kitagawa
    • 雑誌名

      European Planning Studies 17

      ページ: 487-495

    • 査読あり
  • [雑誌論文] University-Industry Links and Regional Development in Japan : Connecting Excellence and Relevance?2009

    • 著者名/発表者名
      Fumi Kitagawa
    • 雑誌名

      Science, Society and Technology 14

      ページ: 1-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] アメリカ連邦政府による高等教育政策の普及に関する方策-FIPSEを-事例として2008

    • 著者名/発表者名
      吉田武大
    • 雑誌名

      教育制度学研究 15

      ページ: 146-160

    • 査読あり
  • [図書] リーディングス高等教育2009

    • 著者名/発表者名
      塚原修一
    • 総ページ数
      420
    • 出版者
      日本図書センター

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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