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2008 年度 実績報告書

知的財産教育としての方言・地域語教育の方法・教材開発に関する実験的・実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330184
研究機関弘前大学

研究代表者

児玉 忠  弘前大学, 教育学部, 教授 (50332490)

研究分担者 小川 雅子  山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (40194451)
遠藤 仁  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20160400)
植山 俊宏  京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
位藤 紀美子  京都教育大学, 教育学部, 教授 (80027713)
佐藤 明宏  香川大学, 教育学部, 教授 (90242750)
キーワード知的財産 / 方言・地域語 / 教材開発
研究概要

最終年度となる平成20年度は、これまで行ってきた理論研究・調査研究・教材開発・実験授業などをまとめ、報告書として刊行した。
調査や理論研究としては、方言・地域語にみる地域文化のリテラシーとして山形県の方言・地域語を例に、教材開発の理論的根拠と新しい視点を示した。また、調査研究としては、戦後教科書教材に着目し、そこに方言・地域語がどのように教材化され掲載されてきたのかを歴史的な変遷の観点から詳細に明らかにした。教材開発としては、香川県を例にこれまで教材化されてこなかったさまざまな方言・地域語にまつわる素材を可能なかぎり広く収集しながら、それらをどのように教材としていくかその可能性を具体的に示した。実験授業としては、小学校で3つ、中学校で1つの授業を行った。小学校では、一つめは、子どもたちに京都の丹後地域の民話を収集させ聞き手の前で実際に語らせる授業がなされた。二つめは、与論島の方言・地域語である与論言葉の価値を子どもたちに考えさせる授業がなされた。三つめには、山形県の子どもたちに日本語の一部としての方言・地域語を考えさせる授業がなされた。一方、中学校では、新聞に長期にわたって掲載された青森県の民話を取り上げ、中学生たちにそれを次の世代に伝えるお話として再話させていく授業がなされた。
このように、方言・地域語教育について、理論研究・調査研究・教材開発・実験授業の4つの観点から総合的に検討を加え、この分野の研究に関して新しい地平を開いた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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