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2008 年度 実績報告書

アメリカ社会科のシチズンシップ教育に関する理論的・実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330185
研究機関筑波大学

研究代表者

唐木 清志  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40273156)

研究分担者 山田 秀和  弘前大学, 教育学部, 准教授 (50400122)
森田 真樹  立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (60340486)
川崎 誠司  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10282782)
桑原 敏典  岡山大学, 教育学部, 准教授 (70294395)
橋本 康弘  福井大学, 教育地域科学部, 准教授 (70346295)
キーワードアメリカ / 社会科 / シテイズンシップ教育
研究概要

本年度は,以下の5点の研究成果を得た。
第1に,最終報告書の作成に向けて,これまでの海外渡航で得た情報や購入した図書の最終的な考察を個人レベルで行い,各人の分析枠組みの確かさを検証した。第2に,唐木清志(筑波大学)・山田秀和(弘前大学)・渡部竜也(東京学芸大学)の3名が渡米して現地調査を行い,各人の研究分析対象に関する情報を得た。第3に,8月に研究会を開催し,公開シンポジウムの準備と,最終報告書に向けての最終的な打合せを行った。第4に,1月に公開シンポジウムを開催し,本研究の成果を一般に公開した。筑波大学附属学校教育局で開催された公開シンポジウムには約50名の外部参加者があり,発表者である草原和博(鳴門教育大学)・溝口和宏(鹿児島大学)・唐木清志(筑波大学)・森田真樹(立命館大学)の4名の提案を踏まえて,活発な議論が展開された。そして,第5に,最終報告書を本研究に関わった13名が協力して作成した。なお,最終報告書には,13名の論文(それぞれの分析枠組みに基づいて),公開シンポジウムの様子,さらには,アメリカ社会科をシティズンシップ教育という視点から分析する際に必読と思われる文献の文献解題を13名それぞれが行った。
3年間に及び研究を総括すると,学校教育におけるシテイズンシップ教育の要としての社会科の役割がアメリカでは特に重視されていること,しかし,そのアプローチの仕方は決して一様ではないこと,そして,社会科とシティズンシップ教育の関係性を考えるにあたっては近年「批判」や「社会参加」の視点がアメリカでは重視されているということであった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 歴史教育における価値注入回避の論理-中等ボルト社会科「新合衆国史」を手がかりとして-2008

    • 著者名/発表者名
      山田秀和
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌 第30巻第4号

      ページ: 79-88

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地理教育改革のオルタナテイブ-教科構造の原理的考察を踏まえて-2008

    • 著者名/発表者名
      草原和博
    • 雑誌名

      社会系教科教育学研究 第20号

      ページ: 21-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 立憲主義に基づく公民教育研究の改善2008

    • 著者名/発表者名
      桑原敏典
    • 雑誌名

      社会系教科教育学研究 第20号

      ページ: 61-70

    • 査読あり
  • [学会発表] 子どもの社会参加と社会科教育の在り方-社会科における知識・技能活用能力の育成-2008

    • 著者名/発表者名
      唐木清志
    • 学会等名
      全国社会科教育学会第57回全国研究大会
    • 発表場所
      宮崎大学教育文化学部
    • 年月日
      2008-10-25
  • [図書] 子どもの社会参加と社会科教育-日本型サービス・ラーニングの構想-2008

    • 著者名/発表者名
      唐木清志
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      東洋館出版社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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