• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

中学校数学の構成的な論証学習カリキュラムに基づく,ディジタル教科書の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18330187
研究機関信州大学

研究代表者

宮崎 樹夫  信州大学, 教育学部, 淮教授 (10261760)

研究分担者 伊藤 武廣  信州大学, 教育学部, 教授 (00015827)
岩永 恭雄  信州大学, 教育学部, 教授 (80015825)
宮崎 紀枝  東邦大学, 医学部, 講師 (50349172)
茅野 公穂  筑波大学, 人間総合科学研究科, 研究員 (20400658)
キーワード中学校 / 数学 / ディジタル教科書 / 論証 / カリキュラム
研究概要

本年度,ディジタル教科書作成の準備として,次の諸点に取り組んだ。
・構成的な論証カリキュラムの改善
カリキュラムのうち,中学校第1学年図形領域の「空間図形」及び中学校第2学年図形領域「図形の性質と証明」について改善を行った。「空間図形」では,直接証明と間接証明の素地形成のため,新たな教材を導入し,指導展開案を作成した。「図形の性質と証明」では,教材配列と学習活動の質を見直すことによって,証明を全体的に把握する図式をいかした単元展開案を改善した。
・ディジタルコンテンツ及びホームページの作成
中学校第1学年図形領域の「空間図形」カリキュラムに必要なディジタルコンテンツを作成した。コンテンツは次の4種類である:単元『空間図形』(全14時間)の展開(HTMLファイル),授業の指導展開(HTMLファイル),学習用ワークシート(pdfファイル),授業で利用される動的幾何ソフトのファイル,ソフトの利用の仕方が示された動画(Flash movie)。これらのコンテンツは,教師がダウンロードして授業に利用できるようにホームページとして整理されている。
・コミュニティに基づく協働参加型研究(CBPR)方法論の理論的考察
カリキュラム改善及びディジタル教科書の作成にあたって,大学の研究者と教育現場の実践者が協力し合うために,コミュニティに基づく協働参加型研究(CBPR)方法論について理論的考察を行った。その結果,CBPRの原則の視点から,最も重要な「パートナーシップ」については,すべての研究段階に研究者と実践者が協働で公平に活動する必要があるとともに,この必要性を満たすことによって,参加したすべての構成員の学びや力量形成が育まれるので,今後の教育現場と連携した共同研究に対し大きな影響がもたらされ得ることがわかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] CBPRとは何か パートナーシップはCBPRの重要な鍵2007

    • 著者名/発表者名
      宮崎紀枝他5名
    • 雑誌名

      地域保険

      ページ: 86-92

  • [雑誌論文] 学校数学における証明に関する研究 : 対象としての証明を認識することの諸相に着目して2006

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫
    • 雑誌名

      日本数学教育学会 第39回数学教育論文発表会論文集 39

      ページ: 832-833

  • [雑誌論文] Community-Based Participatory Research関する文献レビュー2006

    • 著者名/発表者名
      宮崎紀枝他10名
    • 雑誌名

      看護研究 39

      ページ: 41-54

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi