研究課題/領域番号 |
18330199
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
前川 久男 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50165635)
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研究分担者 |
齋藤 佐和 目白大学, 保健医療学部, 教授 (00015819)
藤原 義博 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10173501)
原田 公人 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括研究員 (50435830)
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キーワード | 特別支援教育 / センター的機能 / 軽度発達障害 / 支援の体系化 / 評価システム |
研究概要 |
【研究1】乳幼児期・幼児期における障害の発見及びフォローアップシステムとしその発達支援・家族支援の体系化に関する研究では、重複する障害のある子どもの発見および相談支援プロセスの現状と今後の方向に関する調査研究、子どもの障害の状態および発達的変化の評価に関する研究、障害発見後の家族支援の在り方に関する研究などを実施した。その結果として、乳幼児における視覚障害や聴覚障害を中心とした障害の発見から支援のためのツールとして、特別支援学校のセンター的機能が医療関係から教育関係につなぐ重要な役割を果たしていることを具体的に示したパンフレットを作成し医療関係者に配布した。さらに最終年度にあたり研究成果を「乳幼児期における障害の発見とフォローアップ体制の構築-感覚に障害のある乳幼児の支援-」と題する講演会およびシンポジウムを実施した。 【研究2】幼児期・児童期における軽度発達障害児の発見・評価のシステムと支援プログラムの開発に関する研究では、幼児期・児童期の軽度発達障害児の発見・評価のための行動アセスメントフォーマット作成に関する研究、附属大塚養護学校支援部の実践事例を基にした、軽度発達障害児の支援プログラムのための行動アセスメントに関する研究、DN-CASによる認知機能評価に基づく支援プログラムの開発に関する研究を実施した。その結果、特別支援学校のセンター的機能を発揮するための簡便な評価ツールを開発し、一部の実用性を明らかにした。またひらがな読みに困難を示す児童のためのPREP (PASS Reading Enhancement Program) の有効性を明らかにした
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