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2009 年度 実績報告書

代数的位相幾何学の研究とその種々の幾何学への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18340016
研究機関京都大学

研究代表者

河野 明  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00093237)

キーワード写像空間 / 自由ループ空間 / ゲージ群 / K理論 / 自己ホモトピー群 / ベキ零群 / 局所化
研究概要

代表者と連携研究者岸本大祐が協力してこの研究課題で得られていた素数p次の射影ユニタリー群の自己ホモトピー群(あるいはその素数pでの局所化)のべキ零数についての結果を改良し大嶋秀明氏による予想がこの場合に成立することを示した。やはり岸本氏との共同研究で、写像空間の研究で非常に重要な評価ファイバー空間のファイバー列についての研究を行い、その連結写像を分類空間の言葉で記述することに成功した。このことの応用としてある主束の同伴随伴東が自明になる条件を決定した。この結果は主束の自己同型群であるゲージ群のホモトピー論的な研究で中心的な役割を果たすものである。この他岸本との共同研究でコンパクトリー群の局所化の分解定理のゲージ群の場合への一般化についても一定の成果を得た。
代表者と連携研究者濱中裕明はコンパクト連結リー群の自己ホモトピー群の研究を継続し、ベキ零群であるこの群の局所化の可換性について研究した。今年度はユニタリー群、特殊ユニタリー群の場合にどのような素数pについてこの群の局所化が可換になるかの必要十分条件を決定した。また例外型リー群の場合にも同様の研究を行い、ある素数pについてそのベキ零数が3になることを示した。これらの研究には当研究課題で代表者と濱中が研究した有限次元ユニタリー群への写像のホモトピー類の作る群である非安定K理論の研究成果が大きな役割を果たしている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] A note on Samelson products and mod p cohomology of classifying spaces of the exceptional Lie groups2010

    • 著者名/発表者名
      H.Hamanaka, A.Kono
    • 雑誌名

      Topology Appl. 157

      ページ: 393-400

    • 査読あり
  • [雑誌論文] On a conjecture of Oshima2009

    • 著者名/発表者名
      D.Kishimoto, A.Kono
    • 雑誌名

      Topology Appl. 156

      ページ: 2189-2192

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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