諸分野にみられる準結晶(準周期タイリング)の仕組みを、主に力学系の視点からとらえ、解析を試みる。 具体的な研究目的としては、 (1) Unimodular Pisot substitution から導かれる準周期タイリングの構成とその解析 (2) Unimodular non-Pisot substitution から導かれる準周期タイリングの構成とその解析 (3) 自由群上の automorphism から導かれる準周期タイリングの構成とその解析を行うとともに、これらの応用として、 (4) 離散力学系解析への応用 (5) Numeration system の諸性質、特に周期点の特徴づけ (6) Diophantine 近似論への応用 (7) Low discrepancy 列解析への応用を目指す。
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