研究分担者 |
間瀬 茂 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (70108190)
金森 敬文 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (60334546)
三嶋 美和子 岐阜大学, 工学部, 准教授 (00283284)
栗木 進二 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00167389)
水島 洋 東京医科歯科大学, 情報処理センター, 特任准教授 (50219630)
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研究概要 |
本年度は,下記の研究成果を得た. (1)DNA Library screeningのための2つのアルゴリズムが国際誌IEEE/ACM Trans. Comp. Bio. Bioinformaticsと日本統計学会誌に掲載された.また,グループテストにおけるpooling designに長さ4のサイクルが存在する場合の収束値の真の値からのバイアスを情報幾何的手法を用いて評価し,BIBDあるいはpacking designを用いると真の値からの1次のバイアス項が0となることを示し,現在,論文としてまとめ投稿の準備をしている。 (2)共同研究者の三嶋氏を含む研究グループで,情報通信に用いられるfrequency hopping通信のための新たなhopping系列を見出し,その研究成果をIEEE ITに投稿し掲載された. (3)光直交符号などに有用なSteiner quadruple system(SQS)の構成法について研究を継続し,すべての単元をmultiplierとして持つstrictly cyclic SQSの2種類の逐次構成法を得た.また,計算機を用いて,パラメータが小さい場合に所望の性質をもつSQSを得た.これらにより,すべての単元をmultiplierとして持つstrictly cyclic SQSについての多くの無限系列を得た.本結果は,論文としてまとめて,論文誌に投稿予定である.また,2009年11月に台湾の国立交通大を訪問した際に,本研究内容について講演を行った.
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