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2006 年度 実績報告書

カーボン・ナノチューブを用いる放射線検出素子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18340057
研究機関東京工業大学

研究代表者

小谷 太郎  東京工業大学, 理工学研究科, 21世紀COE教員 (80291920)

研究分担者 河合 誠之  東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (80195031)
キーワード粒子測定技術
研究概要

カーボン・ナノチューブを陽極芯線として用いた比例計数管の開発を立教大学と共同して行なっている。カーボン・ナノチューブを用いることにより、低電圧で動作する比例計数管や、画素の小さな撮像型比例計数管などの実現可能性がある。通常の比例計数管では不活性気体を放射線の吸収体として用いるが、本研究では、光電子の平均自由行程を強電場領域よりも小さくするために、液体アルゴンを用いることとした。
今年度は、試作器1号の成果をふまえ、さらに低雑音と高真空を実現できる2号試作器を製作し、特性を試験している。これまでの研究により、CNTの間隔が数十μm以上の電極で、なだれ増幅が起きる可能性が高いことがわかった。これらの成果を以下の学会で発表し、論文を投稿した。
[論文]
1.T.Kotani, M.Ueno, N.Kawai, S.Kitamoto : DEVELOPMENT OF A NEW RADIATION DETECTOR UTILIZING CARBON NANOTUBE AS ANODE, Physica E,投稿中
[学会]
2.小谷太郎、植野優、河合誠之、北本俊二:カーボンナノチューブを用いる放射線検出器の開発Development of a New Radiation Detector Utilizing CNT as Anobe; 日本物理学会(2006/03/30)
3.T.Kotani, M.Ueno, N.Kawai, S.Kitamoto : DEVELOPMENT OF A NEW RADIATION DETECTOR UTILIZING CARBON NANOTUBE AS ANODE:2nd International Symposium on Nanometer-Scale Quantum Physics(2007/01/15)

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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