研究課題
基盤研究(B)
本研究課題以前に採集した資料を使って、太古代の生命と環境の共進化の研究を推進するため、古地磁気編年、地球化学、有機炭質物の炭素同位体比、後世の有機物汚染を明らかにする。古地磁気の測定 : 35~27億年前の地球磁場を明らかにするため、コアを使って岩石磁気の測定を行う。炭素同位体比の測定 : 熱変成作用や熱水変成作用、広域変成作用による炭素同位体比の変動を検討し、堆積当時の炭素同位体比の変動を検討する。続成作用の室内実験 : 34.6億年前の鉄を含むMrable Bar Chertは、鉄バクテリアによるものと考えられるが、残留有機炭素が極めて少ない。これを解釈するために、浮遊性鉄バクテリアが沈殿させたと考えられる。これを確認するため人工的にgoethiteとシリカゲル、アミノ酸及びたんぱく質を混合し、続成作用の模擬実験を行う。現世土壌との比較 : 太古代の古土壌を吟味するために、日本の南西諸島の現世土壌を調査し、有機・無機化学的な変化と、土壌中の微生物の同定を行う。
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