研究課題
基盤研究(B)
(1) 大阪湾沿岸部に広く繁茂するワカメに着目し、海域の汚染度との対比を通して「ワカメ」の海水汚染の指標としての可能性を検討する。特に、ワカメは仮根、茎、葉と芽株より生体を構成している。ワカメの生育部位と金属元素含有量との関係を生元素組成との関連を含めて明らかにする。(2) 大型藻類は、その種類(緑藻・紅藻・褐藻)によって各元素の濃集割合が異なり、有害金属元素の種類により海洋汚染の指標となる藻類が異なると考えられる。より広い分布を示す多種の藻類(緑藻 : アナアオサ、紅藻 : オオバツノマタ・マクサなど)の分析を通して、元素ごとの海水汚染の指標藻類を選定する。(3) 藻類の人工飼育を行い、疑似海水中の有害金属元素をどの程度濃集するのか?を定量的に示し、藻類の金属含有量から海水の汚染度を推定するための係数の推定を試みる。
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