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2007 年度 実績報告書

ソフト界面二次元分子相関ダイナミクス解析手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18350040
研究機関千葉大学

研究代表者

藤浪 眞紀  千葉大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50311436)

研究分担者 小熊 幸一  千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60009529)
豊田 太郎  千葉大学, 大学院・工学研究科, 助教 (80422377)
キーワードレーザー分光 / 液液界面 / イオン液体 / 表面張力 / プリュースター角 / 光学顕微鏡 / 生体膜 / 黒膜
研究概要

本研究では,液体表面特に生体膜などのソフト界面のダイナミクス測定手法を開発することを目的とした。そのため大きく分けて二つのアプローチを実施した。
一つは表面・界面張力(界面での分子挙動の物理的指標)を測定する準弾性レーザー散乱法(Quasi-elastic laser scattering,QELS)の活用である。まず新たな液体表面である室温イオン液体についてそのモル分率の変化による表面構造の変化を時間分解計測をすることにより一つの考察を与えた。次に黒膜とよばれる脂質二分子膜の張力測定をQELSにより実現することに成功した。テフロン板に2mm径の穴を開け,そこに脂質二分子膜である黒膜を形成し,新規な光学系で構成されたQELSにより膜張力を測定することができた。さらに,SDSといった界面活性剤を添加することにより,膜構造の変化を追跡するといった応用を試みている。
もう一つはブリュースター角顕微鏡(Brewster angle microscope,BAM)の高空間分解能化である。従来のBAMは十μm程度の空間分解能であったが高NAの対物レンズによりμm程度の空間分解能を達成することに成功した。全反射蛍光顕微鏡との組み合わせにより脂質分子膜の相構造変化解析への応用を試みている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Oxygen-flask Combustion with Light Beam Ignition2008

    • 著者名/発表者名
      N. Ebihara H. Sakurai, M Fujinami, K. Oguma and T. Uchida
    • 雑誌名

      Analytical Sciences 24

      ページ: 283-286

    • 査読あり
  • [学会発表] イミダゾリウム系室温イオン液体-水混和系における界面での分子吸着挙動2007

    • 著者名/発表者名
      木村考宏, 豊田太郎, 藤浪眞紀, 小熊幸一
    • 学会等名
      第68回分析化学討論会
    • 発表場所
      宇都宮大学
    • 年月日
      2007-05-20
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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