研究課題
基盤研究(B)
本研究では自己組織化を利用したナノ物質創製を行い、その構造と機能を明らかにするとともに、構造制御、機能制御を行うことによる新規ナノ機能材料の設計と創製を目的とする。特に、分子設計による分子間相互作用のチューニングに注目する。自己組織化は自己集合と、散逸構造の両方の概念を含んでいる。材料作製過程においてはこれまで主に自己集合の観点が強調されてきた。分子間相互作用のチューニングもこの範疇に入る。しかし、現実には散逸構造の寄与も考慮すべきなので、LB膜作製過程における自己組織化(自己集合、散逸構造)の役割を明らかにし、自己組織化を制御する因子を抽出する。さらに自己組織化の制御による材料設計と創製を行う。具体的にはLB膜という二次元系において相分離を利用し、二次元パターンを作製する。このパターンを基にして鋳型を作製し、新規ナノ機能材料の創製を行う。
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