研究概要 |
本年度は本研究課題の最終年度であり,まず前年度までに構築してきた以下のコードを整備・最適化した.コード1:自乗量保存形差分による非圧縮性流れの計算コード,コード2:自乗量保存形差分による圧縮性流れの計算コード,コード3:移動格子の自乗量保存形差分による非圧縮性流の計算コード,コード4:移動格子の自乗量保存形差分による圧縮性流れの計算コード. 次に,それぞれのコードにより以下の応用計算を実施し,各計算コードの信頼性を確認した.コード1の応用:平板チャネル乱流のDNSとバックステップ乱流のDNSを実施し,対応する実験結果と算出された乱流統計量を比較し信頼性を確認した.コード2の応用:キャビティ音の数値解析を実施した.コード3の応用:振動角柱周り流れの数値計算を実施し,実験データとの比較により信頼性を確認した.コード4の応用:ピストン式コンプレッサ内流動の数値解析を実施し,実験データと比較することで信頼性を確認した. 以上の数値解析および検証実験の結果について,日本流体力学会年会2008講演会,第6回日本流体力学会中部支部講演会,第22回数値流体力学シンポジウム,日本機械学会東海支部第58期総会・講演会で発表した.
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