研究課題
基盤研究(B)
(1)コム発生系の広帯域化と深さ分解能の改善コム発生器の後段に試作した等価フィルタと光増幅器を設置し、コムのスペクトル帯域が約3倍広帯域化した。これを光源として光干渉計へ適用した結果、適用前に100μmだった深さ分解能は、40μm以下に改善された。次に、非共振器型周波数コム発生器とパルスシンセサイザによりジッターとチャープの少ない種パルスを生成し、これを高非線形分散シフトファイバに導入して、コム間隔の可変化と広帯域化が可能なスーパーコンティニュウム光発生を言った。2kmのときにはピークパワー5.5Wのときに今回の最大帯域幅60nmまで拡大された。また200MHzの掃引コム間隔周波数が可能であった。これにより、深さ分解能は、30μmまで改善された。(2)空間光学干渉計の設計と構築1次元イメージセンサを用いた空間光学干渉計の設計と製作を行った。シリドリンカルレンズと対物レンズを導入することにより、顕微鏡干渉光学系を構成した。横(水平)方向空間分解能は8μmとなり、光コヒーレンストモグラフィへ応用できることを確認した。(3)3次元顕微鏡の基本動作の確認コム間隔周波数の掃引、イメージセンサの制御とデータ取得を一括してコンピュータ制御する系を構築して、3次元顕微鏡の基本動作を確認した。コム間隔周波数は25GHzを中心に10MHz掃引することで、約1mmの深さを観察することができた。3次元画像の取得時間約1分の性能を確認した。基本的な3次元画像として10円玉表面の凹凸形状を計測して"十"文字を深さ分解能40μm以下、水平方向分解能8μm程度で鮮明な画像が得られることを示した。また、ガラス膜の膜厚測定も精度数ミクロンでおこなえることを確認し、トモグラフィへの応用も可能なことを確認した。
すべて 2008 2007 2006 2005
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (24件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Japanese Journal of Applied Physics 46
ページ: 3626-3629
ページ: 6842-6847
ページ: 6848-6852
Japanese Journal of Applied Physics 46 6A)
Japanese Journal of Applied Physics 46 10A)
Optics Letters 31
ページ: 1976-1978
Optics Letters 31 13)