研究課題/領域番号 |
18360187
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
徳田 正満 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (70284586)
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研究分担者 |
佐和橋 衛 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (50449287)
岡野 好伸 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (10339533)
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キーワード | ユビキタス / 電波干渉 / EMC(電磁両立性) / イミュニティ / エミッション / 無線LAN / UWB(超広帯域)通信 |
研究概要 |
どこでも、いつでも、どのような情報でも通信できるユビキタス環境を実現するには、搭載されている無線機器が周囲の機器から放射される電波に干渉されずに、正常に動作することが必要不可欠である。2.4GHz帯の無線LANのように、スペクトル拡散を利用したIEEE802.11bとOFDM(直交周波数分割多重)を利用したIEEE802.11gが同じ周波数帯域を使用しており、さらに、Bluetoothも同じ帯域を利用しているため、それらの機器間における電波干渉が極めて重要な問題になっている。 平成18年度では、多数のワイヤを平行に配置することにより高次モードの発生を抑圧したPW(Parallel Wired)セルを電界印加器として取り上げ、無線LANIEEE802.11bとIEEE802.11gの電波干渉特性や、それらの無線LANとBluetoothの電波干渉特性を測定するとともに、MATLAB/SIMULINKによる信号伝送特性シミュレータで、それらの電波干渉特性とシミュレーションする方法を検討した。無線LANのCSMA/CAを動作させない状態では、測定値とシミュレーション値がほぼ一致することを確認した。 電界印加法については、PWセル以外にGTEM(Gigahertz TEM)セルについても検討し、被測定機器と対向機器の送受信レベルを制御した状態で、GTEMセル内に設置した被試験機器のみに電界を印加することが可能であることを確認した。 1GHz以上の周波数領域における電波無響室の特性評価に適用可能な放射アンテナとして、光ファイバを用いた光給電法による広帯域アンテナを開発しているが、涙形の形状にアンテナエレメントを構成することにより、放射指向特性の規格値を満足させることを見出した。 多周波数に対応可能な電磁波吸収壁に関しては、従来のフェライト等を用いた重厚なものに対して、アンテナ工学技術を応用し、軽量・薄型の電磁波吸収壁の開発に成功している。
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