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2006 年度 実績報告書

光空間通信型三次元センサネットワークによるユビキタス情報環境

研究課題

研究課題/領域番号 18360197
研究機関大阪大学

研究代表者

佐藤 宏介  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (90187188)

研究分担者 日浦 慎作  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教授 (40314405)
金谷 一朗  大阪大学, 基礎工学研究科, 助手 (50314555)
堀井 千夏  摂南大学, 経営情報学部, 助教授 (00273863)
キーワードセンサネットワーク / 三次元位置計測 / 三次元画像計測 / ZigBee / 光空間通信 / 光タグ
研究概要

平成18年度の研究成果は、光投影と画像処理を利用した三次元計測アルゴリズムを小型マイクロプロセサとCMOSイメージセンサモジュール(浅草ギ研CMOS EYE)にZigBee無線モジュールを一体化し、アドホックセンサネットワークに自律的な位置計測機能を備えた一体型の試作センサモジュールを1種、さらに、GHz帯のBSテレビ電波を利用したCCDイメージセンサ無線送信モジュールとLED光源制御を微弱無線モジュールで行うプリント基板で一体化センサモジュールを1種、合計2種のセンサネットワークとそれぞれのノード制御プログラムを開発した。
三次元復元アルゴリズムを試作センサモジュールに適用し、10m先のセンサノードに対して数%以下の精度で位置同定できることを確認した。次に、LEDをオフセット配置することにより画像計測におけるスケール問題を解決した三次元復元アルゴリズムを新規提案し、その性能をシミュレーション評価した。
無線通信方式を行わず光通信方式によるセンサIDの取得法の開発に関しては、撮像面移動法の原理を開発し、撮像素子をボイスコイル型アクチュエータで微小円形運動させる模擬装置を試作し、中間調IDスイッチングLED光源ノードの製作から、光通信方式ID取得の実証実験を行った。CRCチェック方式、輝円環の画素トレーズ方式の組み込みで安定に動作することを確認した。
同時に、三次元位置姿勢が自由運動できるマルチストライプレーザースリット光源に基づく三次元復元アリゴリズムを体系化し、さらにユビキタス情報環境システムとしてプロジェクション型複合現実感を用いたインタラクションシステムを複数開発した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] ハンドスイープされたスリット輝線の幾何拘束に基づく三次元計測2007

    • 著者名/発表者名
      日向匡史, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      システム制御情報学会論文誌 (採録決定)

  • [雑誌論文] 投影型情報提示における判読性に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      中山太一郎, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会 (採録決定)

  • [雑誌論文] Limpid Desk : 投影型複合現実感による机上書類の透過化2007

    • 著者名/発表者名
      岩井大輔, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 (採録決定)

  • [雑誌論文] 画像処理サーバを介したカメラ・光源付センサネットワーク2007

    • 著者名/発表者名
      中田周作, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2007年総合大会 (採録決定)

  • [雑誌論文] LEDをオフセット配置したカメラ付センサノードの位置姿勢推定2007

    • 著者名/発表者名
      中室英之, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2007年総合大会 (採録決定)

  • [雑誌論文] 移動結像面撮影による光マーカのID取得法2006

    • 著者名/発表者名
      西浦優己, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      2006年情報処理学会関西支部大会

      ページ: 75-76

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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