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2007 年度 実績報告書

乗用車の長期的走行再現シミュレータの開発と代替燃料車普及戦略への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18360241
研究機関筑波大学

研究代表者

石田 東生  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20114853)

研究分担者 岡本 直久  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70242295)
堤 盛人  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70292886)
谷口 綾子  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (80422195)
キーワード長期的走行再現 / 低公害車の普及 / プローブカー
研究概要

昨年度に引き続き、セイフティ・レコーダを搭載したプローブカー調査データを追加して、シミュレータの精緻化のために、長距離トリップにおける経路選択や燃料補給行動等の交通行動の詳細の解析を行った。その結果、自動車移動には少なからず習慣性が認められることや、短距離トリップにおいてもあまり細街路を利用せず、一般県道以上の規格の道路を多く利用する傾向にあるということが明らかになり、シミュレータに要求される仕様が明確になった。
昨年度本研究課題において開発に着手した、プローブカーデータと道路交通センサスのデータを組み合わせた乗用車の長期的走行再現シミュレータでは、ゾーン間移動の際のネットワークとして、隣接するゾーンの重心間を結んだ仮想的なネットワークであるスパイダーネットワークを用いてきた。そこで、本年度は、上述の解析結果を踏まえ、対象地域における高速自動車国道・一般国道・主要地方道・一般県道の地図データを活用し、実際の道路ネットワークに近いデータをシミュレータに搭載した。さらに、上記の分析結果を踏まえ、自動車移動の習慣性を明示的に考慮したモデル化を行い、シミュレータに搭載した。これらによって、現況再現性の改善が見られ、より現実味のあるシミュレーションが可能となった。
また、独自に実施した車両購入行動データに基づき、購入行動を説明する要因として、利用者、走行実態(主な使用目的や走行頻度等)、使用期間、前期車両との継続性、世帯内構成人員変化等に着目して分析を行い、車両購入行動のモデル化のための基礎的知見を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] プローブ調査を用いた自動車複数保有世帯における電気自動車の潜在需要に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      関根喜雄・宮坂準・石田東生・堤盛人・岡本直久
    • 学会等名
      第35回土木計画学研究発表会
    • 発表場所
      九州大学 箱崎キャンパス
    • 年月日
      2007-06-09

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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