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2006 年度 実績報告書

ハイブリッド型道路ネットワークを用いた配分手法

研究課題

研究課題/領域番号 18360246
研究機関京都大学

研究代表者

吉井 稔雄  京都大学, 工学研究科, 助教授 (90262120)

研究分担者 北村 隆一  京都大学, 工学研究科, 教授 (60252467)
菊池 輝  京都大学, 工学研究科, 助手 (00343236)
キーワード交通量配分 / 細街路 / 均衡フロー / 経路選択
研究概要

細街路の利用状況を把握し,細街路も含めた道路ネットワークでの経路選択モデルを構築した.具体的には,すでにテータが獲得されているタクシープローブデータ,ならびに車両追跡調査ならびにナンバープレートマッチング手法による経路観測調査に基づいて細街路利用状況を把握し,細街路も含めた道路ネットワーク上での経路選択行動を把握,モデル化した.
続いて,幹線道路で囲まれるエリアを対象として,幹線道路のみを通る経路ならびにその他の経路を通る全ての経路について,各経路の選択確率を経路延長,道路幅員,右左折回数などで説明する経路選択モテルを構築した.なお,研究代表者らによる先行研究により,「幹線道路とその他の街路との選択が交通状況(各経路の旅行時間)による影響を受けないこと」を確認しているため,旅行時間などの動的な情報は説明変数に加えていない.
さらに,構築した経路選択モデルに基づいて,集約された複数の経路を表現する集約リンクを作成した.この集約リンクを含む道路ネットワークは,幹線リンクと集約リンクトから構成される.幹線リンクでの囲まれるエリア内において,集約リンクは二つの幹線道路間を結ぶ全ての経路に対応し,幹線道路のみを通る経路との経路選択率が現実の選択率と整合するようにそれぞれのリンクコスト関数を定義した.
最後に,OD交通量を所与とし,幹線リンク,集約リンクという異種のリンクから構成される簡略ネットワーク上での配分方法を確立した.具体的には,集約リンクのコストを周辺幹線リンクのコストと関連づけた形で評価し,リンク間に干渉を有する場合の均衡フロー求解アルゴリズムを構築した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 全ての道路リンクに相当する単純化ネットワーク作成手法の構築2006

    • 著者名/発表者名
      中村俊之, 吉井稔雄, 北村隆一
    • 雑誌名

      土木計画学研究・論文集 23-NO.2

      ページ: 441-446

  • [雑誌論文] 単純化ネットワークを用いた交通量配分手法に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      林裕真, 吉井稔雄, 北村隆一
    • 雑誌名

      第33回土木計画学研究講演集 (CDROM)

  • [雑誌論文] Dynamic network traffic simulation : Theory and applications2006

    • 著者名/発表者名
      Toshio Yoshii
    • 雑誌名

      Proceedings of International Symposium of Transport Simulation 2006 (CDROM)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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