研究概要 |
■研究1は、分担者:大澤元毅が担当した。18年度は、既往の住宅構法に関する設計施工指針等の設計図書(旧省エネルギー基準施工指針、次世代省エネルギー基準施工指針、改正建築基準法等)の文献調査を行う。また、一般住宅供給者の設計図面及びアンケート調査結果、国土交通省による2000年度からの室内空気環境に関する全国実態調査結果を活用して、構法、換気方式などに注目して内部通気に関する統計分析を行い、内部通気が室内空気環境に与える可能性に関する基礎的データを得た。 ■研究2は、代表者:林基哉が担当した。18年度は、在来構法による部分スライスモデルの設計・試作を行い、同圧法による通気ネットワーク自動測定システムを製作し、部分スライスモデルを用いて、測定精度、時間等の検証を行った。 ■研究3は、代表者:林基哉と分担者:本間義規が担当した。18年度は、内部空間を含む多数室ネットワークモデルプログラムの検証を、スライスモデル、実大モデルを用いて実施した。 ■研究4は、分担者:本間義規が担当した。18年度は、特に繊維系断熱材を対象とした熱・湿気・空気移動に関する流体解析シミュレーション技術を構築するための文献調査を行った。模型レベルにおける内部通気性状をトレーサーカス法による実験の計画を検討した。 ■研究5は、分担者:長谷川兼一が担当した。18年度は、在来構法の実在住宅10件を対象とした実測調査を行い,床下,小屋裏,壁体の内部空間における温湿度,カビ量,MVOC濃度を測定した。
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