研究概要 |
■研究1は、分担者:大澤元毅が担当した。20年度は、19年度に引き続き一般住宅供給者の設計図面及びアンケート調査結果、国土交通省による2000年度からの室内空気環境に関する全国実態調査結果を活用して、構法、換気方式などに注目して内部通気に関する統計分析を行い、内部通気が室内空気環境に与える可能性をまとめた。 ■研究2は、代表者:林基哉が担当した。19年度に製作した部分スライスモデルの隙間分布測定を実施し、隙間ネットワークを完成させた。 ■研究3は、代表者:林基哉と分担者:本間義規、長谷川兼一が担当した。19年度は、内部空間内での通気性状とカビの挙動のメカニズム把握のために、部分スライスモデルと粉体を用いた実験を行い、床下から室内空間への粉体の侵入性状を確認する手法を検討した。 ■研究4は、分担者:本間義規が担当した。19年度は、内部空間内での通気と気流性状の把握の基礎検討として、気流シミュレーションプログラムの適応の可能性を確認した。 ■研究5は、代表者:林基哉、分担者:長谷川兼一、本間義規が担当した。19年度から継続して在来構法の実在住宅16件を対象に床下,小屋裏,壁体の内部空間におけるカビ数を測定し、年間のカビ数の推移と、室内、内部空間、外気との相関性を把握した。
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