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2008 年度 実績報告書

ストックの高度利用による地方都市中心地区再生技術の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 18360282
研究機関東京大学

研究代表者

松村 秀一  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00199853)

キーワード地方都市 / ストック / 中心市街地 / 都市再生 / アメリカ / 法制度 / EU
研究概要

1.ストック利用型の地方都市中心地区再生の海外先進事例に関する分析と「建築及び地域再生事例データ集」の作成
(1)前年度までのEU諸国、米国での調査研究の内容をとりまとめ、地方都市再生の要件を、主として法制度、政策の面から明確化した。
(2)下記2以降の成果をも含めた形で、ストック利用による都市空間再生のための政策を分類した上で、「要素政策カード」を作成し、研究の最終成果として行政関係者等に広く知らしめ得る形態に整理した。
2.日本国内でのコンバージョン事例に関する分析とその経済合理性からみた評価
(1)日本の地方都市での、特に日本独自の課題としての耐震改修を含んだコンバージョン等のストック高度利用の事例を数多く収集し、その経済合理性からみた評価を行い、地方自治体における政策展開との関係性の整理を行った。この研究成果に基づけば、当初想定していた「地方都市型建築ストック評価マニュアル」が作成可能である。ただし、具体的なマニュアル作成自体は今後の課題である。
3.新たな空間価値を創出する既存建物改造用インフィル技術の開発
(1)空きビル全体のコンバージョン・モデル設計を展開し、住戸等空間単位の改造設計を行った。ここでの設計は、「楽隠居インフィル」開発で立案したリユース可能なインフィル構成のコンセプトを適用したもので、個々の部品の詳細設計も含まれている。
(2)上記のインフィル設計に基づき、その施工性、解体・再組立て容易性、居住性等に関する効果検証を行い、それらを「子育て支援インフィル設計図書」としてとりまとめた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] アメリカの地方都市におけるコンバージョンに対する支援制度に関する研究-ミズーリ州カンザスシティのダウンタウンに着目して-2008

    • 著者名/発表者名
      江口亨・松村秀一
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演梗概集
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-18
  • [学会発表] ニューヨーク市における高層集合住宅の改修と維持保全実態Kips Bay Plazaを例として2008

    • 著者名/発表者名
      靡シュ零・松村秀一・朴常勲
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演梗概集
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-18
  • [学会発表] ニューヨーク市における中高層住宅の維持管理体制に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      朴常勲・ChutsenLiao・森田芳朗・松村秀一
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演梗概集
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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