研究分担者 |
北沢 猛 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (00292889)
中井 検裕 東京工業大学, 工学部, 教授 (80207711)
山崎 正史 立命館大学, 理工学部, 教授 (40109038)
三島 伸雄 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (60281200)
河野 俊行 九州大学, 法学部, 教授 (80186626)
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研究概要 |
平成19年度は景観計画立案時の計画論的研究」のうち,特に(1)分化的景観を景観計画の中に位置づける方法,(2)眺望景観を景観計画の中に位置づける方法,(3)景観アセスメントを景観計画の中に位置づける方法,(4)既成市街地内部の景観資源を詳細に明らかにする方法,の4点に関して特に研究を行った。 (1)に関しては,文化庁が実施中であっ第二次産業および第三次産業に関わる文化的景観の内,特に居住にかかわる文化的景観の評価手法を検討し,具体的に重要文化的景観候補を選定する文化庁の作業を通して,評価の一般的手法を考察した。 (2)に関しては,研究協力を行っているメンバーが日本における眺望景観保全手法の総覧的な学位論文をまとめ,このなかにおいて現時点における眺望景観保全手法の相互比較の全貌を明らかにしている。 (3)に関しては,環境省の景観に関する影響評価の技術指針の改定作業を参照しつつ,来年度まで,作業を継続中である。 (4)に関しては,新宿区を対象に詳細な地区別ガイドライン作成の作業を行い,その中で現状分析からプランへの提言のプロセスについて具体例を挙げて示すことができた。また,横浜においては全域的な環境空間計画の立案に関する書籍を刊行した。
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