平成18年~20年度の各年度に3次元立体動画像実験装置を用いてTとO総合病院改善画像による高齢者実験を、各年度にTとO各10人計20人に行い、成果を得た。特に科研費準備段階の16、17年度の学生実験と比較して高齢者が全く異なり、方向案内板でも不取得率が高く、特に位置情報を持つ優位なサインの平面案内板の利用を避けるため、分かり易い表現と透視図型案内板の開発で成果を上げ、ボックス型サインの効果があった。延長した21年度に準備段階の学生実験結果も含めて総合分析を行ない、多様化する高齢者に対応できる空間・サイン計画のあり方を明らかにした。
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