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2007 年度 実績報告書

アジア諸都市の都市組織と都市住宅のあり方に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18360295
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

布野 修司  滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (50107538)

キーワードアジア / 都市組織 / 都市住宅 / 街区 / ショップハウス / 植民都市 / 都城 / グリッド
研究概要

臨地調査については、まず、滋賀県立大学の特別研究プロジェクト(「東アジアの城郭都市の比較研究」)に参加することを求められた関連で、予定外であったが、中国都城の系譜に関して、西安-洛陽-開封について、回民地区を中心とした調査を行うことが出来た。また、倭城の調査に関連して研究室で続けている韓国都市の都市型住宅についても短期間の調査を行った。インド・イスラーム都市の系譜として、サマルカンド、ブハラなど中央アジアについて、短期間の調査を行うことが出来た。また、研究室ではヴァーラーナシー調査を行った。さらに、都市型住宅の典型としてショップハウス(店屋)をめぐって、当初は、福建、広州を主ターゲットとする予定であったが、台湾の蓄積があることから、台湾と福建の間を探るべく膨湖島に焦点を当てた。ショップハウスという意味では馬公が中心であったが望安島の集落調査も比較のために行うことができた。
インド・イスラーム都市をめぐって、調査と併行して、『ムガル都市-イスラーム都市の空間変容-』(京都大学学術出版会)のまとめに多くの時間を割いた。イスラーム都市の原型として、オアシス都市の系譜を明らかにし、西アジアについてもある程度見通しをもつことができた。昨年行った、最終年度に想定していたスラバヤのカンポン(都市村落)調査については、研究室の学生の修士論文としてほぼまとめることができた。来年度には論文として公表を考えたい。四半世紀を経た同じ都市の居住地を調査することによって極めてユニークな論文となる

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ペタ(コロンボ、スリランカ)の形成とその変容に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      山田協太、前田昌弘、村上和、中川雄輔、布野修司
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第614号

      ページ: 153-160

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インド洋スマトラ島沖地震津波後のスリランカ南西沿岸居住地における復興の実態と問題点に関する考察-平常時の居住環境との連続性に着目して-2007

    • 著者名/発表者名
      前田昌弘、中川雄輔、山田協太、布野修司
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第614号

      ページ: 183-190

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 韓国慶州における旧鉄道官舎地区の居住空間の変容に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      趙聖民、布野修司
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第619号

      ページ: 17-23

    • 査読あり
  • [学会発表] 西安城における回族居住地区の空間構成に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      朴光成・川井操・布野修司
    • 学会等名
      学術講演梗概集
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-30
  • [図書] "Stupa & Swastika"2007

    • 著者名/発表者名
      Shuji Funo & M. M. Pant
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      Kyoto University Press+Singapore National University Press,

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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