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2006 年度 実績報告書

近世指図の作図技法・描法の展開に関する研究III-建地割の成立過程とその役割について

研究課題

研究課題/領域番号 18360298
研究機関宮城学院女子大学

研究代表者

後藤 久太郎  宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (50086104)

研究分担者 斎藤 英俊  筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (30271589)
吉田 純一  福井工業大学, 工学部, 教授 (40108212)
伊東 龍一  熊本大学, 自然科学研究科, 助教授 (80193530)
大和 智  筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (80191352)
キーワード建地割 / 立地割 / 立面国 / 断面図 / 指図 / 江戸時代
研究概要

2006年度は、8月6〜7日に研究代表者・分担者・研究協力者が一同に会し(長期出張中の斎藤を除く)3年間の研究の進め方の方針を確認の上、本年度当初の計画であったアンケート内容の検討、及び本年度の調査先と調査日程についての計画を決定した。
アンケート案は会議での内容をふまえて後藤が立案し、各自にメールで確認の上9月上旬に後藤が発送する事とし実施した。返送データは宮城学院女子大学で電子データ化し、各自に添付メールとして送付した。返送の目安は10月初旬と記しておいたが、最後の返信は12月に入ってからで、適時データベースを更新し、内容を検討して2007年度の調査先検討の材料とすると共に、「建地割」の所蔵率等の分析を進めている。
本年度の調査は既に存在を把握していた、1,出雲大社蔵建地割、2,日御碕神社蔵建地割、3,中井正知氏蔵建地割(京都歴史資料館へ寄託)、4,宮内庁書陵部蔵幕中井家作文書の御所関係建地割の調査を計画した。
1,については当初12月中に行うこととして計画したが、大社側の行事や、研究者側の日程の都合で、2007年2月8〜12日の間に研究者3名(後藤・伊東・大和)、研究協力者3名(吉野敏武・山口俊浩・木村充伸)で調査を行った。分析は熊本大学が中心となって進めている。
2,については、伊東が中心となって2006年11月11〜13日に熊本大学が行い、現在分析を進めている。
3,については、研究者の都合が付かず、2006年11月10日に研究協力者の吉野(宮内庁書陵部)が予備調査を行い、本格的調査は2007年度に行うこととした。
4,については、後藤と吉野が2007年1月26日と2月21〜22日に予備調査を行った。書陵部本と対である、中井正知氏蔵の建地割と京都府立総合資料館蔵の「中井家文書」内の建地割との比較作業を含め、幕府京大工頭中井家作製の建地割の調査は、2007年度に本格的に行う事とした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 近世指図の編年指標としての彩色方法に関する研究 深溝松平家数寄屋橋上屋敷指図に基づく検討2006

    • 著者名/発表者名
      宮下香奈, 木村充伸, 伊東龍一, 後藤久太郎, 斎藤英俊, 吉田純一, 松井みき子, 山口俊浩
    • 雑誌名

      日本建築学会 2006年度大会(関東)学術講演梗概集 -歴史意匠-

      ページ: 101-102

  • [雑誌論文] 貼絵図の技法で作製された指図の再利用とそのとき用いられた作図技法 -深溝松平藩の建築指図に関する研究(その2)2006

    • 著者名/発表者名
      木村充伸, 伊東龍一, 後藤久太郎, 斎藤英俊, 吉田純一, 松井みき子, 山口俊浩
    • 雑誌名

      日本建築学会 2006年度大会(関東)学術講演梗概集 -歴史意匠-

      ページ: 103-104

  • [雑誌論文] 建築指図における劣化傾向と情報の損失 -長崎県島原市本光寺所蔵指図からの分析-2006

    • 著者名/発表者名
      山口俊浩, 伊東龍一, 後藤久太郎, 斎藤英俊, 吉田純一, 松井みき子, 木村充伸
    • 雑誌名

      日本建築学会 2006年度大会(関東)学術講演梗概集 -歴史意匠-

      ページ: 139-140

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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