研究概要 |
本研究は, 次世代の光通信において必須の材料であるアサーマルガラスの設計のための指導原理を提示することを最終目標としている。アサーマルガラスとは, 光路長に温度依存性がないガラスのことである。ここで, 光路長(S)の温度依存は(dS/dT)/L=nα+dn/dT(nは屈折率, αは線膨張係数, Tは温度, Lは試料長)と表せる。したがって, ある物質のdS/dTの値を知るためには, その物質の屈折率と線膨張係数を広い温度範囲で測定する必要があり, 本研究の大部分は, これらの値を測定することに当てられることとなる。
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