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2006 年度 実績報告書

帯電ナノ構造粒子の合成と静電沈着を利用した粒子配列制御による電極界面構造の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18360370
研究機関東京工業大学

研究代表者

谷口 泉  東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助教授 (00217126)

研究分担者 内本 喜晴  京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 助教授 (50193909)
キーワード静電噴霧沈着法 / ナノ構造粒子 / 白金担時カーボン / 静電噴霧熱分解法 / 電極触媒
研究概要

平成18年度は静電噴霧法による薄膜合成装置(現有設備)をナノ構造微粒子の合成を可能にするため、原料溶液微粒化セッションの後に管状の抵抗加熱炉を接続し、ナノ構造微粒子の合成を行った。高圧電源としては、直流高電圧電源を用いた。
合成実験は、エタノール溶液に塩化白金酸を溶解させ、さらに一次粒子径が100nm程度のカーボンブラックをその溶液に分散させて、原料溶液を調製した。この際、超音波を用いて凝集したカーボンブラックを分散させた。この溶液をシリンジポンプにより金属製ノズルに定常的に供給した。金属ノズルには直流の高電圧が印加されて、その先端にコーンジェットを形成させ、原料溶液をエアロゾル化させた。発生したエアロゾルは、同伴ガスにより高温の反応器に導入させ、白金担持カーボンナノ構造体粒子の合成を試みた。合成した粒子は、その結晶相の同定をXRDにより、粒子構造をSEMにより観察を行った。その結果、静電噴霧法により生成される微小液滴は、帯電しているため、反応器の壁等に多数沈着してしまい、分析に必要な粒子の量を確保するには、10時間程度、粒子の合成が必要であった。なお、合成した粒子の形態をSEM写真で観察したところ、カーボン表面に白金粒子が付着していることが観察された。来年度は、この成果を踏まえて、電源を交流電源に変えると共に、原料の溶液濃度を変化させて粒子の合成を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Preparation of LiMn_2O_4 Powders via Spray Pyrolysis and Fluidized Bed Hybrid System2006

    • 著者名/発表者名
      I.Taniguchi, K.Matsuda, H.Hurubayashi, S.Nakajima
    • 雑誌名

      AIChE J. 52

      ページ: 2413-2421

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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