研究概要 |
将来の大気再突入システムや惑星探査大気プローブの飛行環境(衝撃波速度~12km/s)を実現できる装置として自由ピストン2段隔膜衝撃波管を開発し, 先進的な超高速イメージング分光とcomputer aided molecular spectroscopy法を用いて衝撃波背後の熱化学プロセスを計測することにより, 従来の熱化学反応モデルを改善した. また量子化学計算によりN_2-N_2およびCO-O分子間相互作用ポテンシャルを解析し, これを用いた準古典的衝突解析を統計的に行うことにより, 従来実験的に得られた温度範囲よりもより高温の領域においてN2やCO分子の内部モードの熱的緩和・解離速度係数を取得し, 反応流解析のための巨視的モデルを開発した.
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