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2006 年度 実績報告書

造船の設計・生産プロセスの計画と評価のための最適化シミュレーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18360418
研究機関広島大学

研究代表者

濱田 邦裕  広島大学, 大学院工学研究科, 助教授 (40294540)

研究分担者 北村 充  広島大学, 大学院工学研究科, 教授 (40195293)
藤久保 昌彦  広島大学, 大学院工学研究科, 教授 (30156848)
安川 宏紀  広島大学, 大学院工学研究科, 教授 (40363022)
高橋 勝彦  広島大学, 大学院工学研究科, 教授 (00187999)
キーワード船舶生産システム / 船舶設計システム / プロセス / 最適化 / 製品モデル
研究概要

本研究では,バルクキャリアー平行部の初期設計を対象に,造船の設計・生産プロセスの計画と評価のための最適化シミュレーションシステムの開発を目標とする.具体的には,造船の設計・生産計画を以下の二つの問題に分類する.
●設計・生産計画プロセスの計画問題:設計・生産計画プロセスにおけるステージの構成と,各ステージで考慮すべき設計変数・目的関数・制約条件を決定する.
●製品情報・生産情報の決定問題:上記(1)の設計・生産計画プロセスに基づいて,適切な製品情報・生産情報を決定する.本部分は最適化理論および知識ベース的手法により,パラメータの決定を自動化することを考慮する.
以上によって,設計・生産計画プロセスを計画すると,そのプロセスにおける最適な製品情報や生産計画情報が自動されるシステム環境を提供することにより,設計・生産プロセスの計画と評価を支援する.
初年度である本年度は,主に以下の項目について検討した.
(1)バルクキャリアーの設計・生産プロセスの精査・定型化
バルクキャリアーの初期設計プロセスおよび中日程計画プロセスを,ヒアリング・アンケート等により精査した.これに基づき,造船の設計プロセスをIDEFO形式で表現するとともに,各ステージの意思決定問題を最適化問題として定型化した.さらに,一部のステージの最適化システムを開発した.
(2)大変数問題用最適化エンジンの開発
大量の設計変数・制約条件に対応できる最適化エンジンを開発した.開発した最適化エンジンは遺伝的アルゴリズムを使用しており,造船設計において良く用いられるエクセルと統合して使用した場合には,市販の最適化エンジンの50倍程度の処理速度を有する.
(3)プロセス記述システムの開発(一次)
特に設計変数の記述と,記述された設計変数の製品モデル情報への反映に着目して,プロセス記述システムの第一次プロトタイプシステムを開発した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 船体中央断面の構造最適設計に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      北村 充, 濱田 邦裕 他
    • 雑誌名

      日本船舶海洋工学会講演会論文集 3

      ページ: 131-132

  • [雑誌論文] 船体構造の形状最適設計に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      北村 充, 濱田 邦裕 他
    • 雑誌名

      日本船舶海洋工学会講演会論文集 3

      ページ: 141-142

  • [雑誌論文] Optimization System for Ship Assembling Hierarchy Using Genetic Algorithm and Product Model2006

    • 著者名/発表者名
      Wibisono, M.A., Hamada, K.他
    • 雑誌名

      Proceedings of the 20th Asian Technical Exchange and Advisory Meeting on Marine Structure (TEAM2006)

      ページ: 220-227

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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