研究分担者 |
北村 充 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40195293)
藤久保 昌彦 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30156848)
安川 宏紀 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40363022)
平田 法隆 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教 (80181163)
竹澤 晃弘 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10452608)
|
研究概要 |
本研究では,バルクキャリアーの設計・生産計画を,「設計・生産計画プロセスの計画問題」と「製品情報・生産情報の決定問題」に分けて考える.製品情報・生産情報の決定は最適化理論および知識ベース的手法により,パラメータの決定を自動化する.以上によって,設計・生産計画プロセスを計画すると,そのプロセスにおける最適な製品情報や生産計画情報が自動生成されるシステム環境を提供し,設計・生産プロセスの計画と評価を支援する. 昨年度の研究によって,(1)バルクキャリアの設計・生産プロセスの定型化,(2)大変数用高速最適化エンジンの開発,および(3)プロセス記述システム(第一次)の開発 が行われた.本年度は,昨年度の研究成果を公表するとともに,昨年度の研究成果に立脚して,以下の研究活動を行った. 本年度は,主に以下の項目について検討した. 1.プロセス記述システム(第二次)の開発:昨年度のプロセス記述システムは,特に設計変数の記述と,記述された設計変数の製品モデル情報への反映を重視していた.本年度は,制約条件・目的関数の記述およびステージ構成の記述に着目して,昨年度のシステムを拡張した. 2.評価ツールの開発:昨年度の研究によって,造船の設計・生産プロセスの評価のためには,各観点からの評価に加えて,評価手法の精度を積極的に取り扱うことが必要であることが明確になった.そこで,各評価ツールの精度を取り扱うための手法の検討を検討した. 3.知能化製品情報・生産情報定義システムの第一次プロトタイプの開発:設計・生産プロセスをシステムに記述すると,記述されたプロセスに基づいて各ステージ用の最適化システム・評価ツールを動的に構成し,最適な製品情報を生成するシステム(知能化製品情報・生産情報定義システム)の第一次プロトタイプを開発した.
|