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2008 年度 実績報告書

ステッチボンドFRTPによる小型船体材料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18360424
研究機関独立行政法人海上技術安全研究所

研究代表者

櫻井 昭男  独立行政法人海上技術安全研究所, 大阪支所, グループ長 (20373417)

研究分担者 小野 正夫  独立行政法人海上技術安全研究所, 大阪支所, 主任研究員 (80399526)
キーワード複合材料・物性 / FRTP / 促進暴露試験 / ビルドアップ法 / 熱安定性試験 / 環境材料 / 機械工作・生産工学 / 構造・機能材料
研究概要

本研究は、ステッチボンドFRTP成形板の強度評価、海洋環境での使用を視野に入れた耐久性評価とともに、エラストマー系シートを用いた真空バッグによるステッチボンドFRTPの簡便な船体成形技術の開発を行うものである。本年度は、リユーザブル真空バッグを用いたFRTP成形システムの開発を目的として、以下の項目を実施した。
(1)耐熱性、可撓性に優れ、耐久性のある真空バッグ材の開発に取り組み、液状耐熱シリコンゴムを塗り重ね、ポリエステルネットを挟み込んで積層したバッグ材を完成させた。製作したシリコンゴムバッグは、168時間の熱安定性試験を経て、繰り返し使用に耐えることを確認した。
(2)真空バッグ成形用メス型として、1/10PWC(Personal Water Craft)ハルモデルの耐熱仕様(アルミ合金製)メス型を製作した。これに、リボンヒーターと面状発熱体を組み合わせた加熱・制御機器とを組み合わせ、ポリプロピレン成形温度(225℃)を真空状態で安定して維持できる成形システムを完成させた。
(3)上記システムを用いてハルモデルの成形実験を行った。その結果、ステッチボンド材とPPシートを組み合わせ、当該成形システムにて製作したFRTPは耐久性も含めて、従来材のSMCを越える特性が得られた。また、成形資材として一方向強化FRTPテープの裁断材を用いることにより、複雑曲面に対応できる簡便成形が可能となった。この成果は既出願特許(特願2003-72517)の手続き補正の資料とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 熱可塑性複合材の簡便成形技術の検討2008

    • 著者名/発表者名
      櫻井昭男
    • 学会等名
      海上技術安全研究所第8回研究発表会
    • 発表場所
      東京都三鷹市
    • 年月日
      20080624-25
  • [備考]

    • URL

      http://www.nmri.go.jp/osaka/research_netu2006i.htm

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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