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2008 年度 実績報告書

パーソナルコンピュータクラスターを用いたトロイダルプラズマの乱流と構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18360447
研究機関核融合科学研究所

研究代表者

藤澤 彰英  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 准教授 (60222262)

研究分担者 清水 昭博  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教 (00390633)
キーワードプラズマ乱流 / 帯状流 / 重イオンビームプローブ / PCクラスター / 非線形相互作用 / 高エネルギー粒子 / CHS / アルフベンモード
研究概要

最終年度にあたる本年度は、PCクラスターによるデータ処理の更なる効率化に努め、CHSの乱流および高エネルギー粒子とMHDの相互作用に関する解析を進めるとともに、3年間の研究のまとめに努めた。解析法の拡張という点からは、ウェーブレットバイコヒーレンス法の計算処理が並列化され、ナノ秒でサンプリングされた大量データの処理が可能となった。物理的な成果として、乱流と帯状流、そして閉じ込めの影響が示されたほか、高エネルギー粒子が駆動するMHD不安定性が励起する構造変化による乱流への影響への解析が進められている。
具体的な成果としては、これまでのCHSの乱流と帯状流の成果を簡潔にまとめた論文がPhysics of Plasmasから発刊されたほか、福岡で開催されたICPP会議において帯状磁場発見について講演を行った。また、高エネルギー粒子とMHDモードとの相互作用に関連した成果はスイスのジュネーブで開催されたIAEA主催のFusion Energy Conferenceにて発表した。また、これまでのプラズマ乱流研究によって得られた知見が、今後のトロイダルプラズマの閉じ込めの高性能化や今後の核融合研究について果たす役割について纏めた講演を第18回土岐コンファレンスにて行った。また、計画の最終年度に相応しく、帯状流実験の国際的動向およびこれまでの結果を纏めたレビュー論文がNuclear Fusion誌から発行したことは特筆すべき成果である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] A Review of Zonal Flow Experiments2009

    • 著者名/発表者名
      Akihide Fujisawa
    • 雑誌名

      Nuclear Fusion 49

      ページ: 013001

  • [雑誌論文] Experimental Studies of Zonal Flow and Field in Compact Helical System Plasma2008

    • 著者名/発表者名
      A. Fujisawa, et al.
    • 雑誌名

      Physics of Plasmas 15

      ページ: 055906

  • [学会発表] Confinement Studies for Future Devices Beyond ITER2008

    • 著者名/発表者名
      A. Fujisawa
    • 学会等名
      18^<th> International Toki Conference
    • 発表場所
      Toki Japan
    • 年月日
      2008-12-10
  • [図書] 2^<nd> ITER International Summer School2009

    • 著者名/発表者名
      A. Fujisawa
    • 総ページ数
      243
    • 出版者
      American Institute of Physics

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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