研究課題/領域番号 |
18360449
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岩崎 智彦 東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70184869)
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研究分担者 |
卞 哲浩 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (50362413)
八島 浩 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (40378972)
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キーワード | 中性子スペクトル測定 / 未臨界原子炉 / 加速駆動原子炉 / ビスマス / ニオブ / 放射化 / アンフォールディング |
研究概要 |
平成18、19年度の研究を基盤として、GeVオーダー加速器によるハイブリッドシステムのシステム内中性子スペクトルを測定監視するための新たな測定手法の開発に関する研究を引き続き行った。平成20年度においては、所定の計画に沿って、下記4項目について研究を実施した。 (1) 高エネルギースペクトル測定法開発:平成19年度までに行った実験についての実験解析を実施し、低エネルギー中性子スペクトル測定手法および高エネルギー中性子スペクトル測定の導出方法について成果を得た。 (2) 低エネルギースペクトル測定法開発:上記と同じく、平成19年度に実施した実験を検討して改良して、KUCAなどにより実験を実施し、それを元にして、低エネルギー中性子スペクトル測定手法ならびに、中性子スペクトルの導出法について成果を得た。 (3) ADSエネルギースペクトル測定法開発 : 上記(1), (2)による両方のエネルギー領域における中性子エネルギー測定手法の統合するための検討を実施し、全エネルギー範囲を単一試料により測定する手法(試料の組み合わせ最適化、測定手順確立など〉について検討し成果を得た。 (4) ADS監視システム開発 : 上記(3)で検討した手法を元に、実機に用いることのできるシステムのため、全エネルギー領域中性子エネルギースペクトル測定手法について検討し成果を得た。 以上を通し、ADSやGeVオーダー加速器ブリッドシステム内の中性子エネルギースペクトル測定法およびその測定法に基づいたGeVオーダー加速器によるハイブリッドシステム内の中性子監視法について新たな知見成果を得た。
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