研究概要 |
核燃料サイクルの高度化への取り組みが進められているが、次世代の再処理技術としての乾式再処理への期待が大きい。アクチニドイオンは溶液中でIII, IV, V, VI の化学種を有すると考えられ、これらの原子価の化学状態や酸化還元特性を評価することは、錯体構造化学に知見を与えるのみならず、溶融塩再処理における分離回収の高度化につながる。本研究では、溶融塩中における各種原子価のアクチニドイオンを調整し、同イオンの溶存状態について吸光分光法を用いて調査するとともに、酸化還元特性について電気化学測定法を用いて明らかにする。
|