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2006 年度 実績報告書

染色体高次構造体による組換え制御メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18370003
研究機関大阪大学

研究代表者

篠原 美紀  大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (80335687)

キーワード減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体
研究概要

減数分裂期には相同染色体を均等に分配するために減数分裂期組換えが必須である。また、シナプトネマ複合体やブーケ構造など減数分裂期に特徴的な染色体構造や染色体配置が減数分裂期組換えと協調して起こることが知られているがその役割はあきらかではない。減数分裂期特異的に発現するSpo16蛋白質が減数分裂期特異的な染色体高次構造体シナプトネマ複合体の8番目の構成因子(ZMM因子)であることを明らかにした。その中でも、Spo16はシナプトネマ複合体の伸長に必要な因子であることを示した。また、Spo16は同じZMM因子の中でSpo22、Zip2と複合体を形成することを明らかにし、Msh4/5/Mer3とは独立した複合体を形成することを示した。これらのSpo16/22/Zip2のグループでは他のZMM因子の変異株同様、減数分裂期組換えが野生株の半分に減少するものの、他のZMM因子の変異株とは異なり、Crossover interferenceには欠損を示さないことを今回初めて明らかにした。このことはZMM因子(シナプトネマ複合体)の機能である、組換え頻度の上昇とCrossoverコントロールは異なるメカニズムで調節されることを示している。そして、これらの結果はCrossoverコントロールにはMsh4/5/Mer3のグループが関わっていることを示唆しており、構造よりもむしろ、Msh4/5/Mer3を染色体上に局在させることがCrossoverコントロールにおいては重要である可能性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Distinct functions of the two specificity-determinants in replication initiation of the plasmids ColE2-P9 and ColE3-CA382007

    • 著者名/発表者名
      Aoki, Kazuaki, Miki Shinohara, Tateo Itoh
    • 雑誌名

      J Bacteriol 19

      ページ: 2392-2400

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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