研究課題
基盤研究(B)
私達は、昆虫の幼虫発育阻害活性をもつ生理活性ペプチド(Growth-blocking peptide, GBPと命名)が多機能性を示す昆虫サイトカインであることを最近明らかにした。多彩な生理機能を有するこの昆虫サイトカインの活性発現分子機構を明らかにすることが、本研究の最終目標である。具体的には、大きく2つの研究目的からなる。(1) 血球細胞からGBPレセプターを単離してその一次及び立体構造を決定すると共に、レセプタータンパク質内のGBP結合領域を同定しその構造を明らかにする。同様の手法を用いて昆虫培養細胞High Five(あるいは、Sf9)からGBPレセプターを単離、構造決定し、GBP結合領域の構造を明らかにすることによって血球細胞GBPレセプター構造との差異を明確にする。(2) GBP活性発現に関わる細胞内情報伝達因子を明らかにすべく、GBP-GBPレセプター複合体と親和性を持つ細胞質内共役タンパク質(情報伝達因子候補)を同定し一次構造を決定する。
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