研究課題
基盤研究(B)
ヒトゲノムにコードされている50%から90%程度の遺伝子では、mRNAの成熟過程において、あるエクソンをイントロンと見なして切り出す機構(選択的スプライシング。以下AS)により、情況に応じて2つ以上の異なる成熟mRNAを生み出していることがわかってきている。ASによる成熟mRNAの多様化で、ひとつの遺伝子からアミノ酸配列が部分的に異なるタンパク質が翻訳され、その結果として多様な機能をもつタンパク質が生み出されると期待される。タンパク質の機能は、立体構造を形成することで実現されていることより、ASによって生産されるアイソフォームに、立体構造上どのような違いがあるかを調べることが、ASがタンパク質の機能にどのような変化をもたらすのかを理解する基礎となる。そこで本申請研究では、ASによってできるタンパク質がどのような立体構造をとっているのかを計算生物学の手法で推定し、分子性機能および細胞性機能にどのような変化が起きるのかを推定することを目的とする。
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