研究課題
基盤研究(B)
モデル微生物を対象としてストレス適応機構の総合的解明を目指し、大腸菌を用いた2成分制御系や転写因子の機能解析、ならびに分裂酵母を用いた定常期ストレスへの適応機構の解析を行った。その結果、2成分制御系のレスポンスレギュレーターArcAがこれまで知られていた嫌気-好気に応答した遺伝子発現以外に、鞭毛合成系の遺伝子群の発現に関与することを見出し、そのメカニズムを解析した。また、レスポンスレギュレーターAfcAに加え、広域転写因子H-NSならびにFnrを対象として、ChIP-CHIP法を導入しゲノムワイドな結合様式と制御機構を明らかにした。他方、分裂酵母を用いて、定常期での生存率に影響する因子を広範に探索した。その結果、新規な経時寿命延長因子群(Ecl1ファミリー)を見出した。さらにこれらが酵母に共通する因子であることを示し、経時寿命制御機構に関して新たな知見を得た。
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http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~microbio/