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2007 年度 実績報告書

生アカネズミを生物指標として用いたダイオキシンによる内分泌撹乱作用の影郷評価

研究課題

研究課題/領域番号 18380089
研究機関新潟大学

研究代表者

関島 恒夫  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10300964)

研究分担者 十川 和博  東北大学, 生命科学研究科, 教授 (80175421)
小原 良孝  弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (90003673)
星 信彦  神戸大学, 農学部, 教授 (10209223)
高橋 敬雄  新潟大学, 自然科学系, 教授 (70134955)
酒井 美月  農業環境技術研究所, 有機化学物質研究領域, 特別研究員 (50418688)
キーワードダイオキシン / アカネズミ / AhR / 暴露実験 / 染色体異常 / CYP1A1
研究概要

1. アカネズミのダイオキシン受容体(AhR)遺伝子の解析から、in vitroレベルにおいて、799番目のアミノ酸がQからRへ置換することで転写活性化能が有意に低下した結果を基に、799番目のアミノ酸をハプロタイプごとに分類したアカネズミに対してダイオキシン投与実験を行い、in vivoレベルでの評価を行った。アカネズミはダイオキシンによる汚染履歴の無い新潟県内の山地において捕獲を行い、183個体を得た。799番目のアミノ酸を尾から抽出したゲノムDNAをテンプレートに、PCR-RFLP法を用いて同定し、捕獲されたアカネズミを低感受性ホモ個体(RR)、高感受性ホモ個体(QQ)、ヘテロ個体(RQ)に分類した。これらのうち、高感受性及び低感受性ホモ個体にダイオキシン投与を行った
2. 19年3月の予備実験サンプルでは、gaps・breaks等の異常個数はT2000/400の2個体のうち1個体で10/100cells、無処理1個体で12/100cellsとControl及び他の処理群より高い値を示したが、必ずしもDyoxinとは関係づけられなかった。6月の本実験サンプルでは、Control(A群)とT2/0.4(B群)が高濃度処理群(C・D群)より高い値となってしまったが、これは前者の標本では分裂頻度が低く像も鮮明でなかったことが影響しているものと思われる。100細胞当りの平均で見る限り、Dyoxin投与濃度と染色体異常頻度には相関性はないものと判断された。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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