研究分担者 |
池田 武文 京都府立大学, 農学研究科, 教授 (50183158)
山田 利博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30332571)
福田 健二 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30208954)
松田 陽介 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 助教 (30324552)
坂上 大翼 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (90313080)
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研究概要 |
世界的にドングリを実らせる樹木, ナラ類に衰退・枯死の発生が問題となっている. 日本でも1980年以降, 日本海側でナラ類が集団的に枯死する被害が発生し, 現在も拡大傾向にある. そこでブナ科樹木の樹種間における感受性の差異に関与する要因の研究を行った。その結果, 樹種間で感受性の差異は大きく, その差異は辺材部における接線方向への変色域や非通水域の拡大範囲と関係していることが分かった. 一方, 病原菌Raffaelea quercivoraの接種試験によって, 枯死に至らない事例も多く, 本菌の病原性自体は弱いことが示唆された.
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