研究課題/領域番号 |
18380133
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山口 三十四 神戸大学, 大学院経済学研究科, 教授 (90030684)
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研究分担者 |
堀内 久太郎 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (00304204)
加賀爪 優 京都大学, 大学院農学研究科, 教授 (20101248)
福井 清一 神戸大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (90134197)
鈴木 宣弘 東京大学, 大学院農学生命科学科, 教授 (80304765)
藤本 高志 大阪経済大学, 経済学部, 助教授 (40340583)
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キーワード | 人口減少 / 食料自給率 / 食料戦略 / WTO / FTA / Almost Ideal Demand System / 兼業化・規模拡大 / アジア諸国 |
研究概要 |
本年度は初年度でもあり、まず割り当てられた諸国[山口三十四(米国、カナダ、豪州、中国、台湾)、堀内久太郎(ベトナム、タイ)、加賀爪(豪州)、福井清一(タイ、インドネシア)、鈴木宣弘(豪州、米国)、藤本高志(中国)、松田敏信(中国、韓国)、衣笠智子(米国)]の(1)データ収集から始め、現地での資料収集と(2)出来れば現地調査を行うこと、(3)また可能ならば、アジア、北米、豪州諸国の人口減少下での農業と食料について研究することの3点を目的としていた。1年間を振り返って、この科学研究費からの成果をみると、研究実績は次のようになっている。まず、(1)山口はカナダで研修を行った。また、堀内はベトナムとタイ、鈴木は豪州、藤本は中国、衣笠は米国で研修を行った。各人目的はそれぞれ異なっているが、資料収集や人口減少下での農業と食料の現状把握等を行っている。また、(2)カナダからGeorge Kennedy、台湾から陳建宏、董安〓が来日し、カナダ、台湾の食料事情と非農業との関係に関する研究会を開催した。(3)研究成果としては、山口三十四は、第2著者等も含めると、人口減少下の経済、食料自給率等の8本の論文と日本語と英語による2冊の書物を完成させている。鈴木宣弘もWTOやFTA関係に関する3本の論文と第2著者を含めると2冊の日英両語の書物を出している。堀内久太郎もベトナム農村の論文を、加賀爪優も豪州の食料戦略に関する論文を、福井清一もインドネシアに関する論文を、松田敏信は食料モデルに関する2本の論文を国際ジャーナルへ掲載し、衣笠智子も人口変化と地域経済発展に関する国際ジャーナルへの掲載が行われている。以上より、本年は第1年目でもあり、各人に個人差はあるが、既にかなり深い研究に達している者もいるという好ましい状態となっている。
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