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2007 年度 実績報告書

センサネット技術を利用した寒冷地土壌表層における面的な水循環変動プロセスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18380140
研究機関東京大学

研究代表者

溝口 勝  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00181917)

研究分担者 沖 一雄  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (50292628)
登尾 浩助  明治大学, 農学部, 教授 (60311544)
西村 拓  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40237730)
キーワードセンサネット / 土壌 / 水循環 / 地球観測 / 寒冷地 / 衛星データ
研究概要

1.フィールドデータとリモートセンシングデータの融合技術の開発
(1)フィールドサーバ(FS)による現地モニタリング: FSを複数設置する方式より, Zigbeeによるセンサネット方式の方が経済的に有利であると判断されたので,今年度はFSによる観測に加えてこの方式による土壌水分観測の可能性を9討した。その結果,Zigbee方式は数十メートル間隔であれば土壌水分を測定する上で実用的であることがわかった。
(2)土地利用分布からの表層土壌水分の動態モデルの開発: 傾斜地でのキャベツ栽培を主とする嬬恋地区の土地利用の特性を考慮して,土壌侵食量の推定に展開可能なWEPPを選び,現地土壌に適用すべきパラメータについて検討した。
2.衛星データを用いた土壌水分量の面的把握
(1)リモートセンシングによる調査実験: 今年度購入した空間情報統合システムを用いながら調査地区における畑地表面のスペクトルと地表面温度を測定した。さらに,同日の衛星データを入手して,調査地区周辺の広域の表面植生の分布特性を解析した。
(2)土地被覆分布の作成: AVNIR-2データを用いてキャベツの生長に応じて変化する畑の被覆率を推定するアルゴリズムを構築した。ミクセル分解手法を用いて画素内のカテゴリの被覆率を推定しキャベツ被覆率マップを作成した。
3,傾斜畑地表層における水分動態予測プログラムの開発と実装
1(2)の研究が進まなかったので,本年度の実施は見送った。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Real-time monitoing of soil information in agricUltural fields in Asia using Field server2008

    • 著者名/発表者名
      Masaru Mizoguchi, Shoichi Mitsuishi, Tetsu Ito, Kazuo Oki, Seishi Ninomiya, Masayuki Hirafuji, Tokihiro Fukatsu, Takuji Kiura, Kei Tanaka, Mtoshi Toritani, Hiromasa Hamada, and Kiyoshi Honda
    • 雑誌名

      Proceedings of lst Global workshop on High Resolution Digital Soil Sensiing and Mapping 2

      ページ: 19-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] フィールドサーバによる農地情報モニタリング2007

    • 著者名/発表者名
      溝口 勝
    • 雑誌名

      ARIC情報 87

      ページ: 27-34

  • [学会発表] センサネットワーク技術による面的な土壌水分測定手法の開発2008

    • 著者名/発表者名
      片町健太郎・伊藤大輝・溝口勝
    • 学会等名
      2008土壌水分ワークショップ
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-03-26
  • [学会発表] デカゴン土壌水分センサーの簡易キャリブレーション方法2008

    • 著者名/発表者名
      三石 正一・飯山 一平・溝口 勝
    • 学会等名
      2008土壌水分ワークショップ
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-03-26
  • [学会発表] フィールドサーバによる農地土壌水分のリアルタイムモニタリング2008

    • 著者名/発表者名
      溝口 勝
    • 学会等名
      008土壌水分ワークショップ
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-03-25
  • [学会発表] デカゴン土壌水分センサ-の個体間のばらつきと簡易キャリブレーション法に関する一考察2007

    • 著者名/発表者名
      三石 正一・溝口 勝
    • 学会等名
      第49回土壌物理学会シンポジウム
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2007-10-13
  • [学会発表] 土壌水分減少法、茎熱収支法、熱収支法による蒸発散量推定精度の評価2007

    • 著者名/発表者名
      小島 悠揮・登尾 浩助・溝口 勝
    • 学会等名
      平成19年度農業農村工学会
    • 発表場所
      島根
    • 年月日
      2007-08-24
  • [備考]

    • URL

      http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/research/fieldinfomatics/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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