研究課題
(1)フィールドサーバの保守(溝口)現地に設置してあるフィールドサーバが長期使用のため、一部稼働しなくなってきた。そこで、4月に現地に赴き、フィールドサーバを一旦回収し修理した。その後、7月に再設置して夏から年度末までの畑土壌中の土壌水分や地温等を観測した。再設置の際には、フィールドサーバに接続利用していた土壌水分センサーや温度センサーも破損していたのでこれらのセンサー類を交換した。(2)畑全体の土壌水分モニタリング(溝口)昨年度Zigbee方式のセンサネットで土壌水分を測定を試みたが、安定した測定のためにはハードとソフトの両面で改善すべき点が多いことがわかった。そこで本年度は、データロガー方式によるより堅牢なセンサネットシステムを構築した。また、同時に圃場に気象計とWebカメラを新たに導入し、冬期(秋〜春)の畑における土壌水分の変化と気象、畑地表面の毎日の画像をモニターした。(3)土地被覆率変化を考慮した表層土壌水分の動態モデル(西村、溝口)衛星データを用いて畑の土地被覆率変化を推定すると共に、傾斜地におけるキャベツ栽培を主とする嬬恋地区の土地利用の特性を考慮して、土壌侵食量の推定に用いられるWEPPモデルの適用の可能性を検討した。(4)衛星を利用した畑地表層における面的な土壌水分の観測(登尾、沖、溝口)フィールドサーバによる現地データを検証する目的で、衛星リモートセンシングの手法により、畑地表層の土壌水分測定を試みた。
すべて 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件) 備考 (1件)
「露地野菜の生育予測に対するニーズと技術的課題」
ページ: 1-8
明治大学農学部研究報告 58
ページ: 47-65
「農業農村工学分野における情報化」社団法人農業農村情報工学会農業農村情報研究部会編,農業農村整備情報センター発行
ページ: 127-134
http://www.iai.ga.a.u-tokvo.ac.ip/mizo/research/fieldinfomatics