研究課題/領域番号 |
18380150
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
村瀬 治比古 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (20137243)
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研究分担者 |
福田 弘和 大阪市立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (90405358)
建山 和由 立命館大学, 理工学部, 教授 (10179731)
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キーワード | 環境変動予測 / 都市緑化 / コケ緑化 / 蒸発散 / 気流 / 対流 / 温度勾配 / 可視化 |
研究概要 |
都市のビル郡地区では下層郊外風により都市ドームと呼ばれる大気塊が形成されすっぽりとビル群を中心に都市を包み境界層の内側はヒートアイランドになる.ビル群では大気の流れが途絶え熱汚染の状況に改善の余地はない.しかし、都市ドーム内の部分々々で効果的に温度勾配とそれに伴う水ポテンシャル勾配や圧力ポテンシャル勾配を人為的に発生させることで空気の流れが生ずる可能性がある.課題は、いかに効果的に温度勾配を発生させるかである.問題解決のためのハードウェアは最新のコンクリート構造物表面の薄層緑化(高速応答性潜熱冷却)および広域緑化対応バイオマス資材および広域環境計測制御ネットワークシステム等である.平成18年度は計画通り下記のような研究を進め成果を得た。 1.FD解析システムを用いて種々の条件下におけるGreen Wind生成シミュレーションを行なう.(担当:研究代表者) 2.平成18年度に作成した市街モデル(モデル1)を用いて解析結果に基づいてGreen Wind生成実験を行なう.(担当:研究代表者・分担者) 3.解析結果と実験結果の比較検討を行なう.(担当:研究代表者・分担者) 4.1〜3の手順を繰り返し解析システムと実験システムの評価を行なう.(担当:研究代表者・分担者) 5.解析・実験結果を踏まえて市街モデル2を作成する.(担当:研究代表者) 6.解析システムのパラメータをモデル2に変更する.(担当:研究代表者) 7.1〜3の手順を繰り返しGreen Windの生成実験を行なう.(担当:研究分担者)
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