研究課題
基盤研究(B)
上皮成長因子やニューレグリン1の受容体が胎児のGABA神経細胞や中脳ドーパミン神経に発現していることから、これらの神経細胞への影響を培養系と動物で調べ、認知行動発達障害との関係を研究した.上皮成長因子とニューレグリン1は、共に中脳ドーパミン神経の発達、もしくは神経活動を促進したのに対し、もう一方の標的細胞であるGABA神経細胞では全く逆の生理活性を発揮した.新生仔動物への上皮成長因子やニューレグリン1投与は、当該シグナルを感化させ、in vivoのドーパミン発達をかく乱し、その後の認知行動異常を誘発した.これらのドーパミン神経栄養因子は脳血液関門が完成していない時期、血中から中脳に透過し、ドーパミン発達を障害することが明らかになった.
すべて 2009 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (11件) 学会発表 (25件)
Psychiatry 15 ; 33(4)
ページ: 701-706
Neuroscience (in press)
Neuroscience 18 ; 158(4)
ページ: 1731-1741
Brain Dev 30(8)
ページ: 533-543
J Neural Transm 115(3)
ページ: 521-530
Neuroscience 30 ; 150(1)
ページ: 234-250
J Neurosci 19 ; 27(38)
ページ: 10116-10127
Eur J Neurosci 25 ; (2)
ページ: 380-390
Psychopharmacology (Ber1) 191(3)
ページ: 783-792
Biochem Biophys Res Commun 29 ; 348(3)
ページ: 963-970
Neurosci Res 56(1)
ページ: 2-13